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〔2-11-001〕  国指定 建造物


真鍋家住宅(マナベケジュウタク)


真鍋家住宅  香川県境に近い標高約250mの切山地区にある。
 敷地は南に小高い山地を背負い東西に細長く、主屋は敷地の南よりに北面して建っている。主屋は桁行5間(10.3m)梁間3間(6.1m)寄棟造、平屋建、茅葺、平面積58.59uで、間取りは「中ねま三間取り」、つまり土間(ニワ)にそって2室(マエとオク)、その奥に8畳のザシキをとる三間取りの型である。建築は江戸時代中期(17世紀中ごろ)のものとされ、民家としては愛媛県はもちろん、全国的に見ても非常に古い遺構である。しかも、妻側と裏側は総て土蔵塗り籠めとした閉鎖性の強い形式で、この型は四国では東予を中心とする地方の民家の祖型として重要である。

指定日:1970(昭和45)年06月17日
所在地:金生町山田井2030-2


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