これまでの調査では、墳形及び墳丘規模の確定を第一の目的として実施してきました。その結果、
墳丘北側での周溝の検出や
南側での列石の検出により、墳裾を確認することができました。そこから復元される墳形は
長方形墳であり、周溝の状況から、少なくとも最終段階においては両石室は同一墳丘に配置されており、所謂
一墳丘二石室墳であったと考えられます。その規模は周溝の外周を含めると東西70m(復元)、南北50mを測り、
石室同様四国はもちろん全国的にも屈指の極めて巨大な墳丘であったと考えられます。
第6次調査ではこれらの成果を総合的に捉えながら、新たなトレンチを設定して墳丘築造と石室構築の過程を復元的に検証することを目的として調査を実施しました。
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