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〔2-41-002〕  国指定 史跡


伊予遍路道 三角寺奥之院道(イヨヘンロミチ サンカクジオクノインミチ)


伊予遍路道 三角寺奥之院道  第65番札所三角寺と奥之院(仙龍寺)を繋ぐ山道は、真念の『四国遍路道指南』(1687)をはじめとして、遍路文化が一般化していく近世期に著された書物や絵図にも収録されている。このルートは、元来奥之院が三角寺の奥之院として位置付けられていたことに由来し、19世紀まで三角寺には大師堂が存在せず、大師像を本尊とする奥之院に参詣する遍路が確立されていたことを示すものである。このことは、四国遍路が有する大師信仰の要素を良く示した事象である。
 また、この三角寺奥之院道には、往時の景観が良好な形で多く残されているとともに、長石や九十九折の石畳など、歴史的な構成物も数多く残存していることが評価され、全線約4.3kmのうち約3.9kmが国史跡として指定されたものである。

指定日:2017(平成29)年10月13日
所在地:四国中央市三角寺字八反地120番地先道路 外


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