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〔3-11-001〕  県指定 建造物


興願寺三重塔(コウガンジサンジュウノトウ)


興願寺三重塔  昭和34年(1959)に、徳島県阿南市の四国霊場第21番札所太龍寺から移築された。その際、損傷の激しかった部分は取り替えられているが、建立当初の姿がほぼ再現されていると考えられる。
 この三重塔は、一階を三間四方とし、内部に四天柱を立て、床を張り、廻縁を設け、心柱は一階天井で止めて一階内部に下ろさないという、中世以来の典型的な塔婆の形式を示すものである。 江戸時代の建立の割には各重の逓減率が著しく大きく、古式な姿を見せている。細部は和様を基調とするが、強い鎬を取った唐様の尾垂木を入れており、江戸時代らしい様式の混合を見せている。軒は初重のみ扇繁垂木とし、二重三重は平行繁垂木である。

指定日:2004(平成16)年04月16日
所在地:三島宮川3丁目1039-7


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