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〔3-12-007〕  県指定 典籍


大般若経(ダイハンニャキョウ)


大般若経  大般若経とは、大般若波羅蜜多経の略で、般若波羅蜜多(悟りの知恵)の義を説く諸経典を集成したもので全600巻ある。この大般若経は墨書の写経で巻子仕立。
 奥書によれば、この大般若経は沙弥定廣が願主となり龍円が執筆して、嘉禄2年(1226)予州宇摩新宮において書写を終了したとある。また、別の書体で應永11年(1404)に金剛佛子宥儀が表紙奥行の旦那となった旨の記載があり、補修装丁されたことがわかる。この写経は紙質、筆跡ともに鎌倉時代初期のものである。熊野神社神鏡にある「沙弥定廣」の銘と同一人物と推定される。

指定日:1966(昭和41)年04月05日
所在地:新宮町新宮76

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