標高約170mの丘陵尾根上に築造されている。墳丘の直径17m、高さ4.4mで、横穴式石室が東南に向けて開口している。石室全長7.0m、玄室は長さ4.5m、幅1.8m、高さ2.2m。羨道部は長さ2.5m、幅1.6m、高さ1.4mである。石室石材は結晶片岩を用いており、玄室側壁は割石を垂直に立て腰石とし、その上はやや小形の石を持ち送りにして積み上げている。奥壁は一枚石を使用している。玄門から羨道入口にかけて床面が徐々に高くなっており、入り口付近が埋没しているものと考えられる。また、羨道入口付近にも門構造が見られ、羨門あるいは複室構造の可能性も考えられる。築造当時の原形をよく保っており、6世紀後半のものと推定される。
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