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〔4-12-017〕  市指定 考古資料


広鋒銅鉾(ヒロサキドウホコ)


広鋒銅鉾  「広形銅矛」とも呼ばれる最終段階の銅矛で、出土が伝えられる鳩岡遺跡は「鉾尾神社」と呼ばれ、後世に信仰の対象となっていたようである。鋒部分を残して、半分以上が欠損している状況であるが、鉾尾の名称からも、かなり早い段階で欠損していたものと考えられる。
 既に鋒は鋭利な刃物の面影は無く、「マツリの道具」として変化した弥生時代の武器形青銅器の最終形態を示している。市内で唯一の広形銅矛であり、武器形青銅器の分布と変遷を考える上で貴重な資料である。

指定日:1980(昭和55)年11月03日
所在地:新宮町上山鳩岡

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