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〔4-41-031〕  市指定 史跡


木地屋の墓(キジヤノハカ)


木地屋の墓  木地屋は、免許により全国各地の山中に入り込み、木を伐り木地(木製の椀など)を作って移動しながら生活したと言われている。近江国愛知郡小椋村を発祥の地と伝える。延享2年(1745)の近江国筒井八幡宮の氏子狩帳に、川之江近辺にも木地屋がいたことを示す記述がある。
 3基並立した墓のうち、2基には十六弁の菊紋がある。菊紋を木地屋が墓石に刻む例証は全国で確認されているが、その数は少なく珍しいものである。中央の墓の戒名「輪月道機信士」の「輪月」は木地屋の使うロクロ、また「機」は「器」を示すものといわれる。

指定日:1997(平成9)年09月02日
所在地:川之江町橘丘


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