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四国中央市 考古資料館 ―資料紹介〔弥生時代〕―


03001A 細形銅剣(西番掛遺跡)


西番掛遺跡出土細形銅剣

     弥生時代の武器形青銅器には銅剣、銅矛、銅戈がありますが、この資料はその中の一つ「銅剣」です。この銅剣のうち日本列島に伝わった初期段階のものをその形状から「細形銅剣」と呼んでいます。
     この銅剣の存在は初期段階の武器形青銅器がこの地に伝わっていたことを示唆しています。
     西番掛遺跡では工事中に細形銅剣が発見され、2点が現在に伝わっています。錆の状態などからこの2点は鋒(きっさき)をそろえて重ねて埋まっていたことが分かります。この状態を復元してさらに観察すると、もう1点の銅剣の痕跡があたかもモンタージュのように浮かび上がってきます。
     西番掛遺跡では上述の工事中に6点あるいは7点出土したと伝えられていますが、現存の2点の銅剣がともに埋まっていたであろう銅剣の存在を我々に語りかけてくれます。

資料の状態(更新日現在)


    本資料は現在、考古資料館1階展示室にて実物を見学することができます。

    ※ 資料の状態は更新日現在のものです。

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作成:2008/08/28
更新:2008/09/02




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